～憧れの注文住宅～　買うなら注文住宅？建売住宅？ | 横浜の不動産はセンチュリー21マイホーム

基本

憧れの注文住宅

今回のブログを担当させていただくのは総務課小川です。よろしくお願いいたします。

新装した弊社HPに「戸建かマンションか」という特集ページがありますが、同様に「賃貸か購入か」「新築か中古か」といった対比も不動産お決まりのテーマで、わざわざこのページまでご覧いただいている皆様なら、一度は目にされたことのある対比ではないかと思います。

結局はどの対比も「皆様それぞれのお考え次第」というなんのオチもない結論になるのですが、それらに比べると割と答えの出やすい対比があります。
それは上記の選択の中から【新築戸建】を選ばれた方が行う対比「注文住宅か建売住宅か」です。

まず「注文住宅」はその言葉が持つ響きが良いですよね（笑）。
私ども不動産仲介も、お客様から持家のご売却を承った場合、その建物が注文住宅だったなら確実にそれを売り言葉・セールスポイントの1つにします。
「注文住宅」という時点で、他の物件に対して希少性があるからこそ、そこが目玉の1つになる訳です。

ではなぜそれが他に対して希少なのでしょうか。
単純に申し上げると、ご入居までのハードルの高さが建売の比ではないからです。

注文住宅が建売よりハードルが高い主な事項
　①同規模の建物の場合、総額費用が建売より高くなることが一般的。
　②住宅ローンの申請手続・審査が建売より煩雑かつ通りづらい
　③注文住宅を建てるための土地物件が建売物件と比べるとかなり少ない
　④土地のご契約からご入居までが長い
などというところでしょうか。

注文住宅を選ばれる方はほぼ皆様、①・③・④はご承知の上でそれでも注文住宅を選択されていらっしゃいます。

個人的に一番ハードルが高いと思え、お客様も想定されていないのが②になります。
漠然と注文住宅をご希望されるお客様から、時々ご希望いただくのが
「まず土地を住宅ローンで買って、ゆっくりハウスメーカーさんを選びたい」
というもの。

残念ながら、これ、できないんです。
住宅ローンでは、土地だけの融資はしてくれず、その上に建てる建物の見積やプラン図なども同時に提出しないと審査もしてくれません。

これは住宅ローンはあくまで「住宅」のためのローンだからです。
土地は住宅用地に限らず、いろいろな使いみちがありますから、その用途が決まってない以上は申請自体が門前払いになります。
（先に土地だけ購入されたい場合は全額キャッシュでのお支払になります）

つまり、土地購入の時点で、建物分の予算もかなりの部分を決めなくてはなりません。
この時点で、ハウスメーカーさんどころか、間取や仕様まであらかた決める必要があるということです。

お手持ちの現金がかなりお有りなら話はまた変わりますが、ご予算のかなりの部分をローンで賄うご予定の場合は、土地のご契約と同時進行で建物の内容も決めなくてはならないため、かなりタイトなスケジュールになります。

ゆっくりハウスメーカーを選ぶどころか、間取や仕様・設備まであらかた決めないと土地の契約もできない。
この点を想定されていらっしゃらない方が多いので、住宅ローンで注文住宅を建てたいという方はご注意ください。


この内容だけですと「お前は建売会社の回し者か？」と言われてしまいそうですが、当社は建売はもちろん、土地の仲介も行っていますし、提携しているハウスメーカーさんも何社もございます。当社と提携してないハウスメーカーさんをお客様がご希望された場合でも、もちろん土地物件の仲介をさせていただいております。

なんでも取り扱う不動産仲介のフラットな視点として、注文住宅は建売よりハードルが高いよ、というお話になります。

ただ、ハードルが高い分、完成した時のお客様の喜びようは、やはり注文住宅のほうが高いように思えます。
ご家族様で何度も話し合って、ハウスメーカーさんとの打ち合わせも行って、決められた予算の中であれこれ考え抜いて、そして完成した世界で1つだけのマイホーム。建売住宅にはないご苦労をされた分だけ、喜びも大きいのかと思います。

そして、他の王道テーマと比較して「注文か建売か」の対比の答が出やすいのは、この苦労の有無と価格面・条件面の比較がしやすいからです。
同じご予算・同じ敷地面積・同じ規模の建物であれば、「注文ならより自由度の高い建物」「建売ならより立地の良い環境」になるのが一般的なので、「なら楽だし後者で良いや」という選択をされる方が多いのもご納得いただけるかと思います。

「それでもやっぱり」と強いこだわりをお持ちの方は、もちろん当社もお手伝いさせていただきます。